
サイドスキャンソナーを曳航し反射強度データを取得
2018年10月、九州国立博物館の水中考古学者・佐々木蘭貞(ランディー)氏の依頼により、北海道上ノ国町の沖合で明治初頭に沈没した軍艦「昇平丸」の捜索を行いました。
「昇平丸」は幕末、薩摩藩によって琉球王国の防衛を目的に建造された洋式軍艦でした。その後、長崎海軍の練習艦として使用され、明治維新後は輸送船となりました。しかし、明治3年に松前沖で嵐に遭遇し、上ノ国町沖で座礁・沈没しました。
本格的な海底調査は今回が初めてで、この日は地元の漁船に乗り込み、約4時間にわたって調査を行いました。
当社は昇平丸が沈没したと思われるポイントにてサイドスキャンソナーを曳航し、2km×0.6kmの範囲で探査を行い、反射強度データを取得しました。

調査に使用した当社所有サイドスキャンソナー